9月 162020
 

第6回の横浜クニツィア会を開催しました。

リピートや新規で参加していただける方々のお陰で15人での開催となりました。ありがとうございます!

私自身のゲーム参加は少なめですが、他人のプレイを見ているのも楽しいですね。レポートとして書けるのも私が参加したか見ていたゲームだけとなってしまいますがご了承ください!

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【ダイスポーカー】

何回か前のクニツィア会でプレイした「フロカティサーカス」のお洒落なドイツ語版「サクラディ」のパブリッシャーSüddeutsche Zeitungから沢山出ている、色違い箱のクニツィアのシンプルゲームシリーズの1つです。シリーズにはワード系のゲームも多そうだったので輸入せずに気になっていたのですが、遊べてよかったです。

今回遊んだのはダイス目で役を作る2人対戦ゲーム「ロスバンディット」のようなゲームです。

3列にお互いにダイスを3個ずつ配置して役を作って勝敗を決めます。

手番では、ダイス3個を振って、そのうち1個を自分が空き枠に配置、残りから1個を相手が空き枠に配置、残り最後の1個を自分が空き枠に配置。手番を交代してダイスを置ききるまで繰り返します。

スリーオブカインド>ストレート>ペア>それ以外(同ランクは値比較/一緒なら先置きが勝ち)の強さで、勝った列数分のポイントを得て、ゲームを繰り返して5点先取で勝利です。

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どちらがダイスを振っているかはさておき、3個単位で公開されるダイス目を交互に配置していくというゲームですね。
シンプル過ぎでは?と思いながら始めましたが、プレイしてみると1手ごとに充分悩みどころもありました。

けがわさんと勝負して、結果は2-1を3回繰り返して6-3けがわさんの勝利!

ヴァリアントでは、ダイスを相手の枠にも置くことができるそうです。それは大変そうですね…。

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【ケルト】

2008年、ケルトでクニツィアが初めてSDJを取った時、当時のゲーマーは「今までの名作で取れずにケルトで大賞か~。」と思ったものですが、今考えると流石の選考だなぁと思います。単純にゲームも傑作ですしね。

手番では手札を自分の前にプレイして、ボード上のその色の道に駒を1歩進めることができますが、自分の前の各色のカードは列を作って昇順か降順になるようにしかプレイできません。

つまり、青を1-2-5などとプレイしたら、もう4以下の青のカードはプレイできません。黄を8-4などとプレイしたら、もう5以上の黄のカードはプレイできません。

ボード上の各色の道で駒を進めるほど得点が上がったり特殊タイルの効果を得たりしますが、初めの数歩はマイナス点です。なので、プラス点のマスまで進められないのであれば、一歩も進まない(その色のカードをプレイしない)方が良いのです。

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勝負の結果は、しっかりと駒を進めて得点したキノさんの勝利です!
遊佐さんが願いの石を集めた点数でかなり追い上げましたが、惜しい!
みずきさんは1点。1点てwww

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【チョコっと密輸】

酒の密輸をテーマにした「Heisse Ware: Krimi-Kartenspiel」のテーマ替え日本語版で、チョコレートを密輸します。

カードにはチョコレート0-3個が描かれています。
親は自分以外の他プレイヤーにカード5枚ずつを配り、各プレイヤーはその中から3枚を選んで自分の前に伏せてから、賄賂の1枚を公開します。

親プレイヤーは「カード1枚の表を確認する」「賄賂を受け取る」「逮捕する」のタイルをプレイヤー人数に応じた枚数所持していて、それを自由に使用していきます。

賄賂を受け取られたプレイヤーは、そのチョコレートの点数を親に渡さなければいけませんが逮捕されません。

賄賂を受け取られた場合でも、最終的に逮捕されなかった場合でも、伏せカード2枚のチョコレートは密輸できてその数だけ得点します。

逮捕されたプレイヤーは、伏せカード2枚のチョコレート合計が1個以下であれば誤認逮捕となり、親から2点貰えます。チョコレート合計が2個以上であれば親がその分の得点します。

持ち回りで親を行って勝負します。

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読み合いのみのゲームではありますが、人数が多いと充分盛り上がります。

大量密輸なのか誤認逮捕狙いなのか賄賂は幾らにするのか。プレイヤーの癖がでますね。

カード確認でチョコレート3個が捲られて即逮捕の流れはどうにもなりませんが、皆でわいわい遊べばそれもまた一興です。

勝負の結果は、キノさんの勝利!

最後の親が私で、各プレイヤーの得点を見ながら遊佐さんとイズナさんを逮捕したのですが、これがキノさんとイズナさん逮捕なら追いついてたのに~残念!

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【ポートランド】

1人につき1組のトランプを使用して遊ぶゲームです。

自分のデッキをシャッフルして自分の山札として置き、上から5枚を自分の前に公開します。この公開の5枚でポーカーの役を作る勝負を6ラウンド行います。

手番では役を確定してラウンドから抜けるか、山札から1枚めくって5枚いずれかの上に重ねて書き換えるかです。重ねられた下のカードはもう見ることもできませんのでカウンティング大事です。

全員が役を確定したら役の強い順に高得点(今回の8人プレイだと上から7-6-5-4-3-2-1-0点)で、それまでに使用したカードを捨て札にして新たに5枚を公開して次ラウンドとなります。

1つの山札で6ラウンドの勝負を行わなければいけないので、余分に引けるカードは「52枚 – 最初の公開5枚 x 6ラウンド = 22枚」だけです。得点にはラウンド数がかけられていく(8人プレイで6ラウンド目だと上から42-36-30-24-18-12-6-0点)ので、毎ラウンドでどこまで運試しするか非常に悩ましいです。

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「ハートが引ければフラッシュだよ!」と持ち上げて、引いて失敗すれば「だから止めとけって言ったのに!」と煽るw

「1/4なのだからそろそろ引くはず」と5枚も6枚も引いて結局引けずに降りたり。

最終ラウンドは残りの山札を使い切れるので強めの役の勝負になるのも盛り上がりますね。

みずきさんがK-K-Q-J-Jの場からQを引いて「Qはまだあった気がする!」とJをQに書き換え。他全員が降りた後で1枚ずつ引いていき、最後から2枚目にまだ残っていたJが出てしまい「Qで書き換えなければフルハウスだったのに~!」からの最後の1枚がQでフルハウス成功で大盛り上がり!

でも勝負の結果は、それを更に1点上回ったとけいさんの勝利!
いやぁ白熱の勝負でした。

草場さんの点数はインスト者の鑑ですね!

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【クマさんグミ:キャッチミー!】

前回のクニツィア会の個人的ヤバゲー「カンガルー」のテーマ替え独語版です。カンガルーは11色でしたが、こちらは9色なので少しだけ数えやすいです。

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けがわさんに似てるよねとか言いながら、クマさんグミのキャラクター名を言いつつカードをプレイしていきます。

山札が尽きた後は残りの手札でプレイしますが、手元から駒を取られた時にその色のカードをプレイすることで防げるというカードプレイの応酬によってプレイヤー間の手札枚数に差が出ます。それにより終了タイミングが変わるのが面白いですね。

1戦目けがわさん、2戦目ヨツヤさんの勝利!

2戦目、自分は「最後にこれで赤を取って、この2枚の灰で守って」と予定した手札3枚を持ったまま、手番が回って来ないで終了。なんてこった。

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【マスターズギャラリー】

「モダンアート」から競りを抜いた「モダンアートカードゲーム」の絵画を実在の画家の絵にした版です。

大体モダンアートのようなルールですが、手札からプレイしたカードは競りにはかけられずに自分の前にそのまま置かれます。特殊なマークがついたカードをプレイすると、カード1枚引いたり、追加1枚伏せて出せたり、追加1枚同色を出せたり、画家の価値を上げたり、全員同時に1枚追加で出したりします。

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ゲーム開始時、2ラウンド目開始時、3ラウンド目開始時に手札補充がありますが、とにかく特殊効果付きのカードが手札に来ません!

皆が「これ出して、これ伏せて。」と特殊効果で読み合いをしている中で、1枚カードを出すだけで手番が終わる悲しさ。各カードの価値以前に単純に目の前のカード枚数が少ないですw
私がディーラーで配っていたので、運の悪さにも何とも言い難く!

結果は、Kさんと遊佐さんが100点同点勝利!

競りゲーのモダンアートから競りを抜いても面白いというのが天才すぎて困りますね。

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【スティンジー】

タイルをトレードして同色同種を集めて得点化するゲームです。

手番では他プレイヤーの何れかの同種同色グループを欲しいと宣言します。宣言されたプレイヤーは手番プレイヤーから同価値までの同種同色グループを貰うことができます。より高い価値のグループしかなければ、手番プレイヤーがその中から選んで渡します。

その後、山からタイル1枚を補充します。

種類によってタイルの枚数に差があり、それを全て集めると裏返して得点として確定することができます。

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最初のうちは何も揃いませんし、揃いかけのグループも交換でプレイヤー間を渡っていくので流れでプレイしていきます。

「枚数が少ない種類から多い種類まで幅広く集めて臨機応変に」と意識しながら進めていたつもりが、いつの間に各色のオウムだけを取り揃えるオウムおじさん状態に…。

海賊旗を集めていたKさんから、カード引きと手番順の関係で海賊旗を貰って確定することができましたが1点及ばす。

結果は、Kさんの勝利!

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【漫画会】

今回のクニツィア会で一番体力を消耗した、ピット系のリアルタイムカード交換ゲームです。

各カードには漫画の擬音(DOKIとか)と、その種類の合計カード枚数が書かれています。

まずカードを全員に配り切って砂時計をひっくり返して、カードソートと他プレイヤーの確認時間です。カードは表裏が同じで、他プレイヤーの手札を裏から見ることができますが、プレイヤーは手札を隠しても構いません。

ソート時間が終わったら漫画会開始!
リアルタイムで自由に交渉して手札交換をしていきます。

場には「何を何枚集めたら何点」というタイルが色々と並んでいるので、早い者勝ちで揃えたカードと一組にして取っていきます。

もう取れなかったり、点数がもう十分だと思ったら、「はやく! はやく!」と急かしますw
プレイヤーの半数が「はやく!」をしたら砂時計を返して落ちきったらラウンド終了です。とったタイルの点数で勝負します。

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本来は5回戦やって合計点で勝負らしいですが、1回戦終わった時点で5回やったら体力がヤバいので3回勝負にしました。

1戦目は、漫画会カードを集める作戦でいきましたが結果はあまり振るわず。漫画会カードは全体で5枚あり、場のタイルに関係なく最後に持っている枚数で点数になります。タイルの早い者勝ち競争で取り逃すことがないのが良いですね。

場のタイル構成もかなり偏りがあって、真面目に考察すればどれが点数効率が良いとか考えられるのもお楽しみポイントではありますが、今回はテンションが高い勝負だったのでそれどころではありません。

2戦目、今度は最初の手札が2-3枚ずつ揃っているものが多かったので、カードを即得点化して少枚数で取れるタイルを取り切ってしまう作戦。そして速攻で「は~や~く~!」と煽ります。多い枚数揃えなければいけない面々の点数が抑えられるかなぁと思いましたが、プレイヤーの半数が「はやく」するまでには少し時間がかかってしまいました。

3戦目、半数が「はやく~!」しても、そこからの砂時計が結構長くて残ったプレイヤー同士で高得点取れちゃうのでは説でプレイ。

結果は、けがわさんの勝利!

以前にもプレイした記憶がありますが、大人数で盛り上がってこそですね。

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【クオバディス】

漫画会で盛り上がりすぎて、その後の写真を撮っていませんでした…。

クオバディスは、運の要素が道に置かれるチップの配点のみという交渉ゲームです。

ボードには定員1/3/5の議会マスと、それを繋ぐ道が書かれていて、一番上に定員5の元老院があります。

手番では一番下のいずれかの議会の空き枠に自駒を置くか、自駒を1つ上の議会に移動させるかです。(カエサルチップの移動というアクションもありますが説明省略)

1つ上の議会に移動させるためには、今いる議会の定員過半数の駒の賛成がなければいけません。
つまり、定員1の議会であれば自分だけで過半数なので上に行けます。定員3の議会に自駒2個があれば自駒だけで過半数の賛成を取れるので上に行けますが、自駒1他駒1他駒1であればどちらかの他駒所持者から「上がっていいよ」と賛成を貰わなければいけません。この賛成を取り付けるために点数チップを渡したり後の約束をしたりの交渉を行います。

駒が1個上の議会に移動する時には、その通り道に置かれている得点チップを獲得することができて、これが最終的な得点となります。

一番上の元老院5枠が埋まったらゲーム終了で、合計得点勝負ですが元老院に1駒でも置いていないプレイヤーは脱落です。

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元老院5枠による足切りがあるので、本来は5人でプレイした方がカツカツで良いのですが、今回は4人プレイです。

交渉で気軽にチップを渡し過ぎました…。「チップ渡しても元老院で足切りにすれば良くね」と安易に考えていましたが、4人だとほぼ不可能ですね!

結果は、イズナさんの勝利!

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【モットー】

カードにはシンボルの「数/色/種類」の3項目が3種の組み合わせで描かれています(「青のハートが3個」とか「紫のドルが1個」とか)。

手番では公開の場4枚から1枚引くか、手札からカード3枚のセットをプレイして得点を取るかです。

カード3枚のセットは、数か色か種類の1項目または2項目について全て一致していればプレイ可能で、場に並んでいるその項目の得点チップを取ることができます。

各項目の得点チップは3-2-1点の順に並んでいて、早く取る方が点数が高くなります。

2点のチップが全て取られたら、他プレイヤーがもう1手番ずつ行ってゲーム終了です。

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例えば、「青ハート1個」「青ハート2個」「青ハート3個」のカード3枚をプレイすると、「色:青」の項目が一致しているので青の得点チップと、「種類:ハート」の項目が一致しているのでハートの得点チップを同時に取れます。

手番ではカードを引くかプレイして得点するかのいずれかしかできないので、できる限り2項目が一致するカード3枚を集めてから得点したいですが、高得点のチップから取られて行ってしまいます。

シンプルで早いゲームなこともあり、ルール的に先手有利感が高そうと言いあいながらもプレイを開始しましたが、プレイ中はそれほど気になりませんでした。

チケライの様な、カード集めてるうちに他プレイヤーに取られちゃうかも感が楽しいゲームです。

結果は、Kさんの勝利!

でも、やはり点数順は手番順だったり。

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【ハイソサエティ】

クニツィアの名作競りゲームの1つです。

タイルが1枚ずつめくられて、プレイヤーは自分のお金カードで入札して競り落とします。獲得したタイルの合計点で勝負ですが、特殊なタイルもいくつかあります。入札に使用するカードの額面は両替できなかったり、最終的に残りのお金が一番少ないプレイヤーは脱落だったりと、短時間で随所のルールが小気味いいゲームです。

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経験上、中堅の点数のタイルを数枚取るようにするのが一番やりやすい気がしつつも、初っ端の「x2」タイルを思わず高額で競り落としてしまいました…。

その後、お金を節約して得点タイル1枚と対消滅してしまう「逮捕」タイルを受け取りつつ低得点のタイルがめくられるのを待ちます。

その後、低得点のタイルがなかなかめくられずに傍観します(競り落としても逮捕と一緒に消えてしまうので)。

「低得点タイル早く出て~」と思っていたら、終了フラグの赤タイルがどんどんめくられて、まさかのタイル山半分ほどを残してゲーム終了!
下準備だけして何も得点できずに終わってしまいましたw

結果は、イズナさんの勝利!

みずきさんも健闘しましたが残り6金のみで足切りです!
もっと皆が最終的にお金を使ってくれると踏んでいたようですが、終了が早すぎました。私も全然お金を使わずに残ったままでしたw

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軽めのゲームが沢山遊ばれて、紹介しきれないゲームも増えてきました。けがわさんも初めて試すような私が知らないゲームもあり、気になるものは次回またリクエストしてみようかな。

皆さんも宜しければ次回ご参加&リクエストいただければ幸いです!

play:gameさんに主催けがわさんのレポートもあがっていますので是非そちらもご覧ください!
https://www.gamers-jp.com/playgame

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